初心者でも叩けるドラム演奏体験
2022年8月に無料の体験ワークショップを開催いたしました。
少しでもドラムの良さや、楽器を演奏する楽しみなどなど、
何かのきっかけになっていただけたら良いなと思い始めたワークショップ。
今回のワークショップでは、初心者の方から経験者の方まで、たくさんの方にご参加いただきました。
その中で色々なことを体感していただき、初めてのことや多くのことに気づかれた方もいらっしゃいました。
そこで今回の記事では、より多くの方に、SCRミュージックドラム音楽教室のワークショップはどんな内容なのか。
また実際にどんな感じの雰囲気なのか、というところも踏まえてお伝えできたら良いなと思います。
「音符や楽譜の知識」
音符の種類
まずドラムを始めるにあたって、
楽譜を読むために必要な、音符や休符などを紹介するところから始めていきます。
皆さんは音符の名称や、音符の長さなどは学校で習ったことがあるかと思います。
「いや、学校でやった覚えはないな」と思った方々が多いのではないでしょうかw
はっきりと覚えていないだけで、触れたことはあるかと思います。
でも、音符も楽譜の知識なんかは、日々使わないので忘れてしまいがちですよね。
そんな、忘れてしまった音符の名称や、意外と知らない音符の長さ、記号などを詳しくやっておくと、いざ楽譜を読むときに戸惑わずに済みます。
ここにきて「そもそも音符の知識って必要?」「ドラムにも楽譜があるの?」と思われた方も多いかもしれません。
ドラムにもピアノやその他の楽器と一緒で、楽譜があります。
ちなみに楽譜のルールは基本的にどれも同じです。
違いは、ピアノや管楽器にはいわゆるドレミが書いてあるのはご存知かと思います。
対して、ドラムの楽譜ではドレミの代わりに、それぞれの音符に太鼓が割り当てられているだけです。
ピアノの楽譜なら読めると言う方ならば、音符の位置とどの太鼓というのを覚えるだけでOKです。
そうすれば、すぐ簡単に市販の楽譜でも読みこなすことができてしまいます。
ドラムの楽譜に欠点??
ドラム譜は、全世界共通ではないということが挙げられます。
それは、太鼓と音符の位置が定まっていないことにあります。
ピアノのドレミや、ギターのタブ譜などは全世界共通と言っても良いかもしれません。
もちろん、リズムや繰り返しなども全世界共通ではあります。
なのにドラム譜だけは、出版社や作った方などによっての違いもあるので要注意ですね。
これは、ドラムのセッティング上仕方がないことかもしれません。
ドラムの太鼓やシンバルの数など、決まりがないということにあります。
セッティングも違えば、音符の数も変わってきますね。
もちろん、ある程度スネアやバスドラの位置は定まっていますが、必ずここというわけではないです。
ある程度楽譜が読めるようになれば、市販の楽譜を使って自力で叩けるようになります。
SCRドラム音楽教室ではワークショップに限らず、個人レッスンでもまずは楽譜を読むことから始めています。
もしご不明な点や、疑問に思われた方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
「ドラムの名称」
楽譜の読む準備ができたら、
今度は、ドラムってどういう楽器なの?というところに少し触れていきます。
ドラムは、ドラムセットというくらいで、色々な太鼓や金属で出来ているシンバルなどが多数集まって出来上がっている楽器です。
前述したようにセッティングによって、太鼓やシンバルの数が違います。
その他にタンバリン、カウベルといったパーカッションを組み込まれていることもあります。
SCRミュージックではオーソドックスな、”バスドラム、スネアドラム、トムトム2台、フロアトム”の5点セットを使ってます。
先ほど話した、どの音符がどの太鼓であるのかというのもレクチャーしていきます。
基本的にドレミと同じように、楽譜の下から低い楽器になっていて上に行くほど高い楽器になるようにできています。
これがなかなか、よくできてて面白いですねという声もちらほら聞こえてきました。
「スティックと音の出し方」
スティックについて
楽譜を読むことから始まり、ドラムってどういう楽器だと言う事がわかってきましたね。
早速叩いていきたいと思いますが、その前にドラムを叩くのに欠かせない、スティックの持ち方も忘れずに。
そうです。ドラムは専用のドラムスティックを使って演奏します。
スティックは木を使って作られていますが、その中にも様々な種類があります。
最初に選ぶ際には、一番オーソドックスなメイプル材、ヒッコリー材、オーク材などを選ぶと良いかと思います。
個人でご購入の際など参考にしていただけたらと思います。
SCRミュージックのワークショップでは、スティックを無料で貸し出しております。
持ち方は、親指と人差し指つかみ、残りの指3本は力を入れず添えるだけです。
また持つ場所は、スティックの3分の1から4分の1の間を持つと重心が安定して叩きやすくなります。
ドラムの叩き方
スティックの持ち方もわかったところで、いよいよ叩いていきます。
叩くと言っても、モグラ叩きのように力を込めて叩くのではありません。
肩の力を抜いて上から落とすだけです。
この力を抜いて落とすというのは、意外と知らないので、みなさま驚かれることが多いなと思いました。
詳しくは、こちらの記事より!!
ちなみに、足も力を抜いて踏んだほうが良い音が出ます!
足首より先しか動かしていないと、力が弱く自信のない音になってしまいがちです。
足の付け根、太ももから動かしてあげるイメージを持って踏んでみてください。
足全体の重量が加わり落とすだけでかなりの音量が出てきます。
ぜひ試してみてくださいね。
「ウォーミングアップ」
簡単に、叩き方のレクチャーを終えると次はウォームアップに入っていきます。
最初は、両手両足をそれぞれ同時に4回ずつ交互に叩いていきます。
注意点としては、同じ太鼓を叩くのではなく、別々の太鼓を叩きます。
同じ太鼓を叩いてしまうと、左右のスピード感がわかりにくくなり、ずれているのも気づかないこともあるかもしれません。
そこで左右別々の場所を叩くことで、太鼓までの距離や、音の違いなどが体感的にわかりやすくなってきます。
慣れてきたら、今度は2回ずつ、さらに1回ずつと感覚を狭めていきます。
ここでみなさまに質問です!
普段の日常生活、座っているときに両足をあげることはありますか?
腹筋を鍛えている方は、よくやっているメニューかもしれません。
しかし大抵の方は、両足をあげることをしないかと思います。
座りながら両足を上げると、体の重心を整える練習にもなります。
両手両足のスピード感を整えることで、同時にドラムを叩くのに必要な体幹も鍛えることが可能になってきます。
色々な練習方法があるかと思いますが、オススメのウォーミングアップです。
「8ビートを叩こう」
ウォーミングアップの次は、8ビートを叩いていきます。
この8ビートは聞いたことくらいある方も多いかと思います。
8ビートの”8”は、8分音符のことです。
リズムの基本になるのが、8分音符ということになりますね。
どんなリズムか、わかりやすく紹介するならば、
アニメ『サザエさん』や、『タッチ』のオープニングに使われているリズムですね。
ワークショップでは、時間が限られているので、
1、3拍目にバスドラをいれるだけのシンプルな8ビートを叩いていきます。
拍子が4分の4拍子の場合、1小節の中に8分音符は8個入るので、
ハイハットは8個
スネアは3、7個目
バスドラは1、5個目
上記のように数えながら、ゲーム感覚で気楽に叩いていただいてます。
楽器初心者の方の場合、何拍目と言う、拍感がないことが多いかと思います。
ワークショップでは数を数えるようにして、初心者でも叩きやすい8ビートになっています。
そして慣れてきたら、練習曲に合わせていきます。
シンプルな8ビートだけでも、普段聴かないような音量で曲に合わせて叩くことで、より達成感が出て楽しいと言う方もいらっしゃいました。
「まとめ」
いかがだったでしょうか。
ドラムをやったことがない方でも、楽しめるようなプログラムを盛り込んでいます。
経験者の方でも、音の出し方や体の使い方などを少し変えるだけで、より劇的な音の変化を体感されていることもありました。
初心者、経験者に限らず、ワークショップを通じて何かのきっかけをつかんでいただけたら幸いです。
次回のワークショップ開催日時を掲載しています!
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