パーカッションってどんな楽器?

皆さんは、パーカッションという言葉を聞いたことはありますか?
バンド活動をされている方や、吹奏楽の経験者ならご存知の方も多いかと思います。

ですが、普段の生活にはあまり馴染みのない言葉かもしれません。

普段、何気なく聞いている音楽を今一度よく聞いてみてください。
歌やギター、他にもキラキラした音だったり、ドラムとは違う太鼓の音やタンバリンが入っていたりします。

パーカッションは、楽曲を彩る役目を担ったり、
あるいはドラムだけでは出せないグルーヴ感を演出したりと、様々な役割を持っています。

今回は、そんなパーカッションについて、少し触れていきたいと思います。

パーカッションってどんな楽器?

パーカッションは総称

パーカッションは知らないという人でも、

一番身近なところで、カラオケに行った時に、タンバリンやマラカスで盛り上げたり、
あるいは使っている人を見たことくらいはあるかもしれません。

ああいう、小物楽器もパーカッションと言います。
そして、太鼓やシンバルなども対象になっています。

いわゆる打楽器全般のことを指しています。

打楽器全般って、ざっくりしすぎていて、どこからどこまでがパーカッションなの?ということになりますね。

パーカッションの種類

みなさま、パーカッションって何種類くらいあるかご存知でしょうか??
『打楽器辞典』というものがあるのですが、そこに記載されているだけで、

なんと約1100種類以上!!

とてもじゃないけど、全部覚えるのは至難の業ですねwww
種類だけでもさることながら、パーカッションは歴史が深いのも特徴の一つと言えます。

日本で言えば、仏壇にある鐘の音や、木魚なんかも古い歴史があると思います。
その他、何かの儀式に使われる太鼓だったり、トーキングドラムという楽器を言語の代わりとして使われたり、
原始的な使い方もあるくらい、本当に幅広い楽器であることが分かりますね。

いきなり、歴史などの難しい話になってしまいましたね。

数も多く、歴史も深いので、一度に全てを紹介するのは無理な話なので、
普段使っているものを少しづつピックアップしてみたいと思います。

代表的なパーカッション

パーカッション奏者が普段よく使う楽器を紹介できたらと思います。

カホンとマラカス、奥はコンガ

「マラカス」
マラカスは、2つで対になっている楽器で、両手に持って演奏します。
単体だと”マラカ”といい、キューバ音楽には欠かせない楽器です。こちらもカラオケによくありますね。

「カホン」
よくストリートなどで見かける木の箱に座って叩く楽器ですね。
ペルー発祥で、アコースティックライブなど音量制限がある時や、ドラムの代わりに使われたりします。

ウィンドチャイム(上)
赤いタンバリン(下)

「ウィンドチャイム」
よく玄関のドアなんかについているチャイムです。こちらも、材質が色々あり本数も様々。
楽曲の彩に欠かせない楽器ですね。

「タンバリン」
皆さんご存知のタンバリンは、振ったり叩いたりして叩く楽器です。
中には、皮付きのものと、皮がついていない物はモンキータンバリンと呼ばれています。

ボンゴ(上)とコンガ(手前)

「コンガ」
コンガは、大きい樽型の胴体に皮を張った、キューバの太鼓です。
キューバ音楽には欠かせないですが、日本のポップスにもよく使われる楽器です。

「ボンゴ」
ボンゴは、コンガと混同しやすいかもしれませんね。
コンガよりも小さく、二つの太鼓が対になっている楽器です。
こちらは、なんと言ってもドリフの早口言葉で使われていた楽器なので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

パーカッションの演奏ってどうやるの?

パーカッションに楽譜はない?

色々な楽器を使い分ける必要があるため、
演奏する時にも、いくつかの役割に分けることができます。

「リズムパターンを作る」
「曲の雰囲気を作る」

などが挙げられます。

吹奏楽やオーケストラで演奏されるパーカッションには楽譜があり、楽譜どおりに演奏すれば良いかと思います。
ですが、Jpopやバンドのライブなどでやる時には、楽譜がないことも多くあります。

そこで、まずは「リズムパターンを作る」です。

楽曲を知ることから

ドラマーの場合は、この曲はどんなリズムがいいか、
指示されることが多く、楽譜もあることが多いかもしれません。

逆に、パーカッションの場合は曲のフィーリングをどう感じるかにもよりますが、演奏者に委ねられることが多くあります。

楽曲にあわせたリズムパターンを作って演奏するには、
まず曲がどういうリズムなのかを知る必要があります。

ドラムがいれば、ドラムに合わせてビートを刻めば良いのですが、
特にパーカッション一人の場合は、自らビートを作る必要が出てきますね。

8ビートなのか、16ビートなのか。

使う楽器で変わる

また使う楽器によっても曲の雰囲気は大きく変わってきます。

例えば、シェイカーやタンバリンだけで刻むのもアリだし、
カホンでドラムと同じようなビートを刻む、あるいはコンガ・ボンゴなどでラテンっぽくやるのか。

選ぶ楽器、リズムによって曲の雰囲気はガラリと変わるので、
同じ曲でも演奏者によって全く異なる可能性もあるのが、パーカッションの魅力かもしれませんね。

曲の雰囲気はパーカッションが作る

そしてパーカッションの魅力のもう一つは、「曲の雰囲気を作る」事です。

先ほどのリズムパターンを作るよりも、
さらに自由に曲の雰囲気に合わせた、効果音を鳴らしていくことで、楽曲に彩をつけることができます。

特に、ウィンドチャイムや、木の実などで雰囲気を作り出すのは、パーカッションにしかできない特殊音になります。
こちらもどこに入れるかは、演奏者によって変わり、より楽曲の雰囲気に合わせていく必要がありますね。

ということで、ここまで読んでいただければお分かりいただいたかもしれません。

語弊なく言えば、パーカッションは、自由に叩けるということです。

もちろん、曲の雰囲気を壊さないことが大前提ではあります。
演奏者のセンスが一番試されるのがパーカッションかもしれませんね。

まとめ

パーカッションがどういう楽器か、少しでも興味を持っていただけましたか?
まだまだ、お話しできていない事もあるので、少しづつ話して行けたらいいなと思います。

パーカッションは、パーカッション奏者じゃなくては叩いてはいけないという事は決してないです。
他の楽器をやりながら、休みの時だけパーカッションを演奏するという人は、少なくありません。

もちろん、ドラマーの方がセットにパーカッションを入れている場合もありますね。
使う楽器によって様々な演奏方法もあり、
何より楽譜に縛られず、自由に演奏をして人を魅了できることが、パーカッションの最大の魅力かもしれませんね。

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是非、一度パーカッションを演奏してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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